循環型保育園を目指して
第2の園庭は隣接する畑、ここに、私たちの食を含む、自然の循環の姿があります。子どもたちにとって、野菜くずや動物の糞などが、きれいな土に還るということ、その土は、やがて芽を出し花を咲かせ実を結ぶ植物たちの栄養になるということ、土と水とがあれば植物が生長することなどを、土を掘ったり水を混ぜて泥にしたり、水を流したりせき止めたりして遊ぶ中で、土の匂いとともに肌で感じとっています。この土や水や植物、そこに生まれては死んでいく小さな生き物たちが、私たち人間のかけがえのない仲間であり、私たちの存在もこの歯車の一部であるということに、やがて気づいて欲しいと願っています。