平成16年、屋根の景色が変わりました。


屋根に乗っている120枚の黒いパネルは、太陽の光を受けて発電する太陽電池モジュールです。発電される電力量は約14.4`ワットアワー、園の照明などの電源として、使用電力の最大100%が見込まれます。

   

又園庭の東西に設置された2基の風力発電装置は、風でプロペラが回転することによって発電するもので、昼間に蓄電された電気は、夜間の外灯、大工小屋の電力などに利用されます。


発電の様子は、液晶モニターにリアルタイムで表示され、子どもにも分かりやすく見ることが出来ます。
その他にも、太陽光発電の仕組みや長所短所、化石燃料による地球温暖化、酸性雨の問題、その他について随時表示されています。幼児には少し難しい説明もありますので、登降園時などを利用して、是非保護者の方々に御覧いただきたいと思っています。

この太陽光・風力発電は、太陽の光や風といった自然の力を利用した小さな発電所です。
石炭、石油などの化石燃料は、資源の埋蔵量に限界があると同時に、燃焼時に地球温暖化の原因になる二酸化炭素を排出することから、化石燃料に代わるクリーンな新エネルギーが求められるようになりました。温室効果ガスの排出量を大幅に削減しないと、地球上の4分の1の生物が絶滅するといわれます。とくに最近では資源の枯渇問題よりも、地球温暖化に対応するための新たなエネルギー開発が重要視されています。わが国では新エネルギーと呼んでいますが欧米では「再生可能エネルギー」と呼んでいます。
新エネルギーとしては、太陽光、太陽熱、風力、小水力(水路などの落差を利用する)、バイオマス(木材や動物の糞などを利用する)等の自然のエネルギーを利用したものと、水素を利用した燃料電池、ゴミを集めて発電する廃棄物発電などがあります。


 
 
この事業は、全国に新エネルギー設備の普及を進める
NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構の補助金支援策、また
GIAC(広域関東圏産業活性化センター)のグリーン電力基金に依拠して実現しました。

現在日本は世界で4番目の二酸化炭素排出国で、京都議定書が発効されたのを機に、国民総意で環境問題へ取り組む姿勢も問われています。
今の私たちの当たり前だと思っている生活は、別の国や地球全体に深刻な被害を与えています。
地域の中でも、屋根に太陽電池を載せている家を見かけます。保育園という地域に開かれた場所でもモデル実施させていただきましたこの機会ですので、保護者に限らずどなたでも関心を持って見ていただきたいと思います。ひとりでも多くの方ができるところから省エネ生活を始めていただきたいと思うと共に、この設備の実現がその一助になれば幸いに思います。
 
子どもたちは、毎年のお誕生会の場で、職員によるパネルシアターなどを通して、自然の力をいただいて電気がつくこと、電気は使えばなくなってしまうものであることを知り、「だから僕わたしはどうすればいいのか」について考えています

社会福祉法人 神苑福祉会 みいづ保育園

太陽光・風力発電設備をつけました